「ペット可」と「ペット共生型」、似たような言葉に見えますが、住まいとしての実態は全く異なります。私たちペッターズ不動産は日々ペット可物件のご紹介をしていますが、共生型物件のご紹介はそれ以上に難しいのが正直な実感です。理由は単純で、物件数があまりにも少なく、空きが出てもすぐに埋まってしまうからです。
今回はこの2つの違いを整理しつつ、本業である柴崎建設株式会社として、遊休地をお持ちの方に向けたペット共生型賃貸住宅のプロデュースのご提案もお伝えしたいと思います。
① 「ペット可」と「ペット共生型」の決定的な違い
まずこの2つの言葉の違いを正確に理解しておきましょう。物件探しをする方にとっても、土地活用を考える方にとっても重要な前提です。
「ペット可(ペット相談)物件」とは、一般的な賃貸住宅でペットの飼育を許可することで、入居競争力の向上や家賃の増加を図る「賃貸条件」のことです。これに対し「ペット共生型賃貸住宅」とは、ペットの飼育が可能であることに加え、クッションフロアやクロスにペット仕様の汚れにくい素材を採用し、ペットの足洗い場やリードフック、ヘアキャッチャーなどのペット専用機能が付加された「賃貸物件」を指します。
出典:東建コーポレーション「ペット共生型賃貸住宅経営とは?ペット可物件との違いや将来性などを解説」- 一般的な賃貸住宅にペット飼育の許可を追加したもの
- 専用設備・特殊な内装はないことがほとんど
- 長期空室対策として条件変更されたケースも多い
- ペットを飼わない入居者も混在する
- 原状回復コストが大きくなりやすい
- ペットとの暮らしを前提に設計された建物そのもの
- 足洗い場・ドッグラン・キャットウォークなど専用設備
- 傷つきにくい床材・クロスを標準採用
- 入居者のほとんどがペット飼育者で構成される
- 近隣トラブルが起こりにくい設計になっている
ペット共生型賃貸住宅は、入居者のほとんどがペットと生活する前提で入居しています。ペットを飼わないにしても動物が苦手な方の入居が少ないため、入居段階からペットによる騒音や臭いなどのトラブルを回避することができます。ペットを飼っている方はもちろん、将来ペットと暮らしたいと考えている方にも安心してお住まいいただけます。
出典:株式会社アドバンスネット公式サイト② ペット可物件はそもそも少ない、共生型はさらに少ない
「ペット可物件を探すのが大変」という声は当社にも日々届きますが、実は共生型物件はその比ではないほど数が限られています。
(2025年3月時点・全国)
ペット可物件の割合
その中でもさらに少数
LIFULL HOME'Sが発表した「ペットとの住まい探しの実態調査」によると、ペット可物件の掲載割合は2025年3月時点で賃貸物件全体の19.3%でした。2021年3月の12.9%からは上昇しているものの、いまだ全体の2割にも満たない状況です。ペット飼育割合(28.6%)と比べても、ペット可物件の数はまだ少ないといえます。
出典:東洋経済オンライン(2025年7月4日)/ 九大学研不動産(2025年7月14日)ペット共生型賃貸マンションを手がけるアドホック株式会社によると、「ペットケアマンションは、相対的な物件の少なさから希少価値はいまだ高いまま。おかげさまで常に高入居率を維持しています」とのことです。一方、ペット可物件としている物件数は全体の10〜20%程度とされていますが、その中でさらに専用設備を備えた共生型物件となると、ごく一部にとどまります。
出典:SUUMO「ペットと暮らせるマンションの設備仕様・サービス」(2025年10月14日)/ ルームピア(2024年11月8日)③ なぜ共生型物件はすぐに埋まってしまうのか
共生型物件は、空室が出ても長くは続きません。その理由は需要と供給の極端な不均衡にあります。
ペットケアマンションを手がけるアドホック株式会社の担当者は、「ペットケアマンションは、相対的な物件の少なさから希少価値はいまだ高いまま。おかげさまで常に高入居率を維持しています。空くのを待ってでも入居したいというお客さまもいらっしゃいます」と語っています。ペット共生型賃貸マンションはいずれも大人気なのだそうです。
出典:SUUMO「ペットと暮らせるマンションの設備仕様・サービス」(2025年10月14日)- 大型犬や多頭飼いをあきらめていた世帯からの需要が集中する
- 近隣トラブルの心配が少ないという安心感から、長期入居につながりやすい
- 退去が少ないため、そもそも新規で出る空室自体が極端に少ない
- 「ペットと一緒に賃貸で住みたい」というニーズに対し、供給が著しく不足している
「ペット可賃貸住宅」が依然少ないために、引っ越し先が見つからない世帯も多く、ペットを実家に預けるなどしています。分譲マンションでは「ペット可」が増えているのに比べ、賃貸住宅にはまだ供給が少ないのが現状です。「ペット共生型賃貸住宅」を建てることで、他物件よりも人気を集める可能性があり、長期入居の多さは空室を減らし、安定した賃貸経営につながります。
出典:大東建託「今話題のペット共生型賃貸住宅とは?賃貸経営のメリットについて」つまり、「探している人」はたくさんいるのに「物件」がない状態です。これは賃貸経営という視点で見ると、極めて高い競争力を持つ商品になり得るということでもあります。
④ 遊休地をお持ちの方へ——共生型賃貸住宅という選択肢
もし、活用方法に悩んでいる土地をお持ちであれば、ペット共生型賃貸住宅は検討する価値のある選択肢です。
| 項目 | 一般的な賃貸経営 | ペット共生型賃貸経営 |
|---|---|---|
| 競合の多さ | 非常に多い(供給過多のエリアも) | 圧倒的に少ない |
| 入居者の対象 | 一般入居者のみ | 一般入居者+ペット飼育者+将来飼育希望者 |
| 長期入居の傾向 | 標準的 | トラブルが少なく長期化しやすい |
| 原状回復コスト | ペット飼育不可でも傷みは発生 | 専用設計のため抑えやすい |
| 差別化のしやすさ | 価格競争になりやすい | 希少性そのものが強み |
ペット共生型賃貸住宅経営のメリットのひとつは、入居対象者が拡大することです。「一般的な入居者様」に加え、「すでにペットを飼っている人」や「将来的にペットを飼いたい人」を入居対象者とすることができます。さらに他物件との明確な差別化を図ることができ、価格競争に陥りにくいという経営上の利点もあります。
出典:東建コーポレーション 土地活用ブログ⑤ 柴崎建設のご提案:建築の利益は取らず、管理でお力になります
ここからは、本業である柴崎建設株式会社としての具体的なご提案です。
⑥ よくある質問(Q&A)
⑦ まとめ
この記事のポイント
- 「ペット可」は一般住宅にペット飼育を許可した賃貸条件、「ペット共生型」はペットとの暮らしを前提に設計された物件(東建コーポレーション)
- ペット可物件の掲載割合は2025年3月時点で全体の19.3%、賃貸マンションでは約5%とまだ少ない(東洋経済オンライン・SUUMO)
- ペット共生型物件はその中でもさらに希少で、常に高入居率を維持。空くのを待ってでも入居したい人がいる(SUUMO)
- 需要に対して供給が著しく不足しているため、賃貸経営の視点では高い競争力を持つ商品になり得る(大東建託)
- 柴崎建設株式会社では遊休地をお持ちの方に向けて、ペット共生型賃貸住宅のプロデュースをお手伝いしている
- 建築の利益を最小限にとどめ、完成後の賃貸管理を継続してお任せいただくことで、長期的な関係を大切にするスタイル
「ペット可」と「ペット共生型」の違いを知ることは、入居者にとっても、土地活用を検討するオーナー様にとっても重要です。需要に供給が追いついていない今、ペット共生型賃貸住宅は大きな可能性を持つ選択肢のひとつです。
柴崎建設株式会社では、ペッターズ不動産での賃貸管理の知見を活かし、遊休地の活用からペット共生型賃貸住宅のプロデュース・管理まで一貫してサポートしています。「土地の使い方に悩んでいる」という段階からでも、ぜひお気軽にご相談ください。
遊休地の活用も
ペット共生型賃貸住宅という
選択肢でご相談ください
柴崎建設株式会社(ペッターズ不動産運営会社)。
建築の利益は最小限に、管理でお力になる
長期的なパートナーシップを大切にしています。
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