「ペット可」と書いてあったのに、申し込んだら断られた——。こんな悔しい経験をされた方は少なくありません。実はペット可物件の審査は、ペット可かどうかより「この飼い主に部屋を貸して大丈夫か」が判断基準になっています。

この記事では、2025〜2026年の最新調査データをもとに、大家さんや管理会社が審査で本当に見ているポイントと、審査通過率を上げるための具体的なコツを専門家の視点でお伝えします。

① まず知っておきたい「ペット可物件の現状」最新データ

審査に臨む前に、ペット可物件を取り巻く最新の市場状況を把握しておきましょう。

最新データ(2025年3月)

LIFULL HOME'Sの掲載データによると、2025年3月時点で「ペット可」物件の割合は全体の19.3%。2022年3月の12.9%から4年間で6.4ポイント上昇しましたが、いまだ全体の2割にも届いていません。ペット飼育割合が28.6%(クロスマーケティング「ペットに関する調査(2024年)」)であることと比較すると、依然として供給が不足しています。

出典:LIFULL HOME'S「ペットとの住まい探しの実態調査」(2025年6月発表)
ペット可物件の入居競争

LIFULL HOME'Sの調査では、ペット可物件はペット不可物件と比べて平均17日早く決まることが明らかになっています。需要に対して供給が少ないため、好条件の物件ほど申し込みが集中し、審査が厳しくなる傾向があります。

出典:LIFULL HOME'S「ペットとの住まい探しの実態調査」(2025年6月発表)
近隣トラブルの実態

ペット可物件に住んだことがある人のうち66.5%が近隣から注意や要請を受けた経験があると回答しています。こうした高いトラブル発生率が、大家さんが審査を慎重に行う背景にあります。

出典:LIFULL HOME'S「ペットとの住まい探しの実態調査」(2025年6月発表)

このデータが示すのは「ペット可物件は少ない・すぐ埋まる・トラブルも多い」という現実です。だからこそ大家さんは審査を通じて「信頼できる飼い主かどうか」を慎重に見極めようとしています。

② 大家さんが審査で本当に恐れていること

審査で落ちる原因を理解するために、まず「大家さんの立場」から考えてみましょう。

大家さんの本音

「ペットが嫌いなわけじゃない。ただ、リスクを取りたくない」

大家さんや管理会社がペット可の審査で最も恐れているのは「物件価値の毀損」と「他の入居者とのトラブル」です。ペットそのものではなく、それによって起こりうるトラブルと修繕費用を心配しているのです。

管理会社が直面する問題トップ10(最新調査)

管理会社100社へのアンケート(2025年12月)

GMO賃貸DXが全国の管理会社100社を対象に実施した調査で、ペット可物件の管理で最も苦慮する問題が明らかになりました。

出典:GMO賃貸DX「ペット可物件において管理会社が直面する問題とは」(2025年12月8日)
  • 1位
    鳴き声によるご近所トラブル
  • 2位
    無断でのペット数増加
  • 3位
    退去時の原状回復費用に関するトラブル
  • 4位
    共用部での排泄物の処理不備
  • 5位
    臭気対策の不十分さ
  • 6位
    許可されていない動物種の密かな飼育
  • 7位
    エレベーター内でのペットとの接触トラブル
  • 8位
    ベランダからの抜け毛・餌の飛散
  • 10位
    規定サイズを超える大型犬の飼育

このランキングを見ると、上位を占めるのはすべて「飼い主のマナー・ルール意識」に関わる問題です。「この飼い主はマナーを守れるか・約束を守れるか」が審査の核心にあります。

審査が不安な方こそ、専門店にご相談を

オーナー様との直接交渉・審査書類の準備サポートなど、通過率を上げるお手伝いをします。

③ 審査に落ちやすい5つのよくある原因

「ペット可なのになぜ落ちたのか」——その原因は大きく5つに分類されます。

1

ペットの情報が不十分・不明確

「犬を1匹飼っています」という情報だけでは大家さんは判断できません。犬種・年齢・体重・去勢の有無・ワクチン接種状況・しつけの状況など、具体的な情報がなければ「リスクが見えない=断る」という判断になりがちです。

2

契約条件(体重・頭数)がすでに合っていない

「ペット可」と書いてあっても、契約書には「小型犬のみ・体重10kg以下」などの制限が設けられているケースがほとんどです。ポータルサイトの表記だけを信じて申し込むと、条件不一致で最初から審査対象外になっていることがあります。

3

経済的な信頼性の問題

通常の入居審査と同様に、収入・職業・信用情報は審査の基本です。フリーランス・自営業・転職直後・収入が家賃の3倍未満といった場合は、ペットとは無関係に審査が通りにくくなります。ペット可物件は敷金が高めなため、経済的な余裕を示すことが特に重要です。

4

飼い主としての姿勢・誠意が伝わっていない

賃貸スタイルの解説では「ペットの審査を通過する最大のコツは『この飼い主さんになら大切な部屋を任せても大丈夫だ』と信頼してもらうこと」とされています。書類だけでなく、内見時の言動・対応・質問への答え方も評価されています。

5

同時期に競合する申し込みがあった

LIFULL HOME'Sのデータでは、ペット可物件はペット不可物件より平均17日早く決まります。好条件の物件には複数の申し込みが重なることも多く、その場合は「より信頼できると判断された申込者」が選ばれます。これは審査「落ち」ではなく「選外」であり、準備の質が結果を分けます。

④ 犬・猫・大型犬…ペットの種類で審査難易度はどう変わる?

ペットの種類によって審査の通りやすさには明確な差があります。事前に把握しておくことで戦略的に物件を選べます。

ペットの種類審査の通りやすさ主な懸念点対策のポイント
小型犬(10kg以下)比較的通りやすい鳴き声・においのリスクしつけ証明・ワクチン証明の提示
猫(室内飼い)やや難しい引っ掻き傷・においのリスク爪とぎ対策の説明・去勢証明
中型犬(10〜20kg)難しい体重制限に引っかかるケースが多い体重制限なし物件に絞る・直接交渉
大型犬(20kg超)非常に難しいマンションでは体重制限超過が多い一戸建て賃貸・専門店経由が必須
多頭飼い(2頭以上)最も難しいトラブルリスクが倍増と判断される多頭可物件に絞る・専門店の交渉力を活用
審査難易度の傾向(2025年)

賃貸スタイルの分析によると、一般的には「犬(特に小型犬)」の方が「猫」よりも審査が通りやすい傾向があります。ペット可物件の審査難易度は「小型犬<猫<中型・大型犬」の順に厳しくなっています。また、ペットフード協会の2024年調査では、ペット(犬)を飼う意向があるものの現在飼えない最大の理由が「集合住宅に住んでいて禁止されているから」で24.1%、猫は29.8%に及んでいます。

出典:賃貸スタイル「ペット可賃貸の審査基準」(2025年)/ 一般社団法人ペットフード協会「2024年全国犬猫飼育実態調査」

大型犬・多頭飼いの方へ:一般のポータルサイトで「大型犬可・多頭飼い可」の物件を探すのは非常に困難です。ペッターズ不動産ではオーナー様への直接交渉を得意としており、一般物件でも飼育許可を得た実績があります。諦める前にぜひご相談ください。

⑤ 審査通過率を上げる5つのコツ

大家さんが求めているのは「安心して部屋を任せられる飼い主」という信頼感です。以下の5つの対策で、その信頼を具体的に示しましょう。

1

ペットのプロフィール資料を用意する

ワクチン接種証明書・去勢手術証明書・健康診断書・ペットの写真を一冊にまとめた「ペットプロフィール」を作成しましょう。しつけ教室の修了証・トリマー通いの実績なども加えると「責任ある飼い主」という印象が大幅に高まります。大家さんへの提出資料として非常に効果的です。

2

対策を先に「宣言」する

「防音マットを全室に敷きます」「爪とぎ防止シートを壁に貼ります」「共用部では必ず抱っこします」など、入居後に実施する具体的な対策を先に申告することで、大家さんの懸念を先回りして解消できます。賃貸スタイルも「しつけや健康管理はもちろん、爪とぎ対策、防音・防臭対策、共用部でのマナーなど、飼い主としての責任を具体的に提示することが不可欠」としています。

3

敷金の上乗せを自分から提案する

「もし退去時に損傷があった場合のために、敷金を1ヶ月分追加でお支払いします」と自分から提案することで、大家さんの経済的なリスク不安を大きく軽減できます。この姿勢は「誠実で責任感のある飼い主」という強い印象を与え、審査を有利に進める効果があります。

4

内見時にペットを連れて行く(要事前確認)

事前に許可を得たうえでペットを内見に連れて行くと、大家さんに「実際のペット」を見てもらうことができます。「この犬は大人しい」「この猫は人見知りしない」という実態を見てもらうことで、書類だけでは伝わらない信頼感を与えられます。ただし必ず事前確認と許可が必要です。

5

「ペット相談可」物件も積極的に当たる

「ペット可」と明記された物件だけでなく「ペット相談可」物件も対象に広げることで、選択肢が大幅に増えます。「ペット相談可」の物件は個別交渉が前提のため、ペットのプロフィール・対策宣言・敷金上乗せ提案などを誠意を持って伝えることで、許可が得られるケースが多くあります。

入居者の満足度(2025年11月調査)

ペットホームウェブとNEXERの共同調査(2025年11月実施)によると、ペット可物件に住んだことがある人の65.9%が「ここにしてよかった」と回答しています。良かった理由として最も多かったのは「周囲にペットを飼う人がいる安心感」でした。正しい物件選びと適切な準備で、ペット可物件での暮らしは高い満足度につながっています。

出典:ペットホームウェブ×NEXER共同調査「ペット可賃貸に住んだ実態」(2025年11月)

⑥ 専門店を使うと審査通過率が上がる理由

一般の不動産会社経由では難しい審査でも、ペット可住宅専門店を通すことで状況が変わることがあります。

A

オーナー様との信頼関係が審査を後押しする

ペッターズ不動産では、不動産歴20年超の代表がオーナー様と長年の信頼関係を築いています。「ペッターズさんが連れてくるお客様なら」という信頼が、審査の判断に好影響を与えるケースが多数あります。これは一般の不動産会社では得られない専門店ならではの強みです。

B

「ペット不可」物件への直接交渉実績

「ペット不可」と掲載された物件でも、オーナー様への直接交渉で飼育許可を得た実績が多数あります。大型犬・多頭飼い・猫など、一般的には断られやすい条件でも諦めずに交渉します。ペットの種類や状況に合わせた説得力のある提案が可能です。

C

審査書類の準備・提出をサポート

「ペットプロフィールの作り方がわからない」「何を準備すればいいかわからない」という方でも、専門スタッフが審査書類の準備をサポートします。大家さんに伝わりやすい書類の形式・内容のアドバイスも行います。

いえらぶGROUPの調査より:不動産会社へのアンケートでは、ペット可物件を「取り扱っている」と回答した不動産会社が70.5%。一方で「希望エリアでペット可物件が見つからなかった」という声も多く、ペット可物件探しは専門知識と独自ネットワークが結果を大きく左右することが示されています。

ペッターズ不動産 独自情報

サイトに掲載しているのは約1,000件のみ
実は3,000件以上の未掲載物件があります

サイト掲載物件数 約1,000件
未掲載の取扱物件数 3,000件以上

当社が扱うペット可物件は、サイトに掲載しているのはそのごく一部です。物件情報の入力作業は手作業で行っているため、すべての物件を掲載することができない状況です。

サイトを見て「条件に合う物件がない」と諦めないでください。

お問い合わせいただければ、犬種・頭数・家賃・エリア・間取りなど細かい条件に合わせて、未掲載の3,000件以上の中からご提案することができます。

⑦ よくある質問(Q&A)

ペット可物件の審査に関するよくある質問
Q
ペット可物件の審査に落ちる一番の原因は何ですか?
A
最も多い原因は「ペットに関する情報が不十分で大家さんに不安を感じさせてしまうこと」です。犬種・体重・しつけ状況・ワクチン接種状況などを具体的に示さないと、「リスクが見えない」と判断されてしまいます。また体重・頭数の制限条件を確認せずに申し込むことで条件不一致になるケースも非常に多いです。
Q
大型犬でもペット可物件に入れますか?
A
一般のマンション型ペット可物件では体重制限(10kg以下など)で断られるケースがほとんどです。大型犬の場合は一戸建て賃貸・ペット専用物件・または専門店によるオーナーへの直接交渉が有効な選択肢です。ペッターズ不動産では大型犬でのご入居実績が多数あります。未掲載の3,000件以上の物件からもご提案できますのでお気軽にご相談ください。
Q
「ペット可」と「ペット相談可」はどちらが審査に通りやすいですか?
A
「ペット可」は飼育をあらかじめ認めている物件のため手続きはスムーズです。「ペット相談可」は個別交渉が必要ですが、適切な準備と誠意ある交渉次第で許可を得られるケースも多く、「ペット相談可」物件も積極的に検討することで選択肢が大幅に広がります。専門店を通じた交渉では成功率がさらに高まります。
Q
ペット可物件は全体の何割ですか(2025年最新)?
A
LIFULL HOME'Sのデータによると、2025年3月時点でペット可物件は全体の19.3%です。2022年3月の12.9%から上昇していますが、ペット飼育割合(28.6%)と比較するとまだ供給が不足しています。また、ペット可物件はペット不可物件より平均17日早く決まるため、申し込みのスピードと事前準備が特に重要です。(出典:LIFULL HOME'S 2025年6月発表)
Q
猫は犬より審査が厳しいって本当ですか?
A
一般的な傾向として、小型犬の方が猫より審査が通りやすいとされています。猫は引っ掻き傷・においのリスクが高いと見られる傾向があるためです。ただし去勢手術済み・爪とぎ対策を説明できる・完全室内飼いであることを具体的に示すことで印象は大きく変わります。猫2〜3匹の多頭飼いになると難易度はさらに上がります。

審査通過をサポートします。まずご相談ください

書類準備・オーナー交渉・未掲載3,000件以上の物件提案まで対応します。


⑧ まとめ

この記事のポイント

  • 2025年3月時点でペット可物件は全体の19.3%(LIFULL HOME'S)。ペット可物件はペット不可物件より平均17日早く決まる
  • ペット可物件に住んだ経験者の66.5%が近隣から注意・要請を受けた経験あり(LIFULL HOME'S, 2025年)
  • 管理会社が最も苦慮する問題は「鳴き声トラブル」「無断での頭数増加」「退去時トラブル」(GMO賃貸DX調査, 2025年12月)
  • 大家さんが審査で見ているのは「ペットそのもの」より「飼い主のマナー・責任感・信頼性」
  • 審査通過の5つのコツ:ペットプロフィール資料の準備・対策の事前宣言・敷金上乗せ提案・内見への同行・ペット相談可物件も対象に含める
  • 審査難易度は「小型犬<猫<中型犬<大型犬<多頭飼い」の順に難しくなる傾向(賃貸スタイル, 2025年)
  • 専門店を通じることでオーナーへの信頼感・直接交渉・書類準備サポートなど審査通過率を上げる手段が増える

審査に落ちたことで「自分には無理かもしれない」と諦めてしまうのは非常にもったいないことです。多くの場合、準備の仕方と物件の選び方を変えるだけで、結果は大きく変わります。

ペッターズ不動産では、審査書類の準備サポートからオーナー様への直接交渉まで、審査通過に向けた全面的なサポートを行っています。「これまで何度か断られた」という方も、ぜひ一度ご相談ください。

代表

柴崎 孝行(ペッターズ不動産 代表)

不動産業界歴20年超。ペット可住宅専門店として東京・埼玉エリアで500件以上の入居サポート実績。大型犬・多頭飼い・ペット不可物件への交渉成功事例多数。地域の動物病院・ペットシッターとも連携。

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営業時間:10:00〜19:00 / 定休日:水曜日 / TEL:050-3554-4126